初心者が始める楽天経済圏【入門編】で次のようなことをまとめました。
・楽天経済圏の仕組み
・SPUを6.5倍にする楽天サービス
・キャンペーンを活用して、楽天市場で13.5倍で買い物をする方法
中級編では、SPUをさらにアップさせる方法と効率的なポイント利用について解説します。
楽天経済圏の効果を加速させるサービス
入門編ではSPUを6.5倍まで上げています。
中級編でさらにSPUを上昇させ、10倍になるようにサービスを使い倒します。
楽天モバイル
楽天には携帯電話サービスもあります。
楽天モバイルのプランはとても分かりやすく、現在はRakuten UN-LIMIT2.0というプランのみです。
プラン料金は2,980円(税別)ですが、1年無料のキャンペーンも2020年9月18日現在は利用可能です。
楽天モバイルに契約するだけで、1年間は携帯基本料金が0円で使えてしまうのです。
楽天モバイルの利用でSPUは+1倍です。
さらに携帯料金が安くなるのであれば、嬉しい限りです。
楽天でんき
電力自由化によって様々な電力会社を選べるようになりました。
電力会社については、別記事で比較などをまとめました。

楽天でんきの特徴は次のようなものがあります。
・基本料金が0円
・使用料金について楽天ポイントが貯まる
・使用料金を楽天ポイントで払うことができる
電力会社の基本料金とは、アンペアごとにかかる料金のことを指します。
契約アンペアが10Aなら〇〇円、20Aなら〇〇円と、アンペア数が増えるごとに料金も高くなっていきます。
しかし、楽天でんきは契約アンペア数ごとの料金はすべて0円で、使用した分の電気代を払う形になります。(契約アンペアは60A以下)
電気料金に対しても楽天ポイントが貯まるようになり、自分が保有している楽天ポイントで電気料金を支払うことも可能です。
私は楽天でんきに契約して半年分の請求がありましたが、すべてポイントで支払いをしているため、半年間の電気代にお金を使っていません。

楽天でんきの利用でSPUは+0.5倍です。
楽天保険
楽天にもいくつかの保険商品が存在します。
定期保険や医療保険、がん保険などがありますが、私は定期保険に契約しています。
保険については別記事でまとめましたが、基本的に必要だと思われる保険は限られています。
SPUの倍率を上げるために不要な保険を契約するのは本末転倒ですが、必要である保険があれば楽天にすることでメリットが得られます。

それでも、SPUの倍率アップ目当てで契約しても条件によってはお得な保険が存在します。
その保険が「楽天カード超かんたん保険」になります。
この保険は様々な保証プランがあり、安いもので月々200円〜の契約が可能です。
保証プランは自分にあったもので問題ありませんが、「持ち物プラン」がもっとも安く月々200円になります。
ひとつ注意しなければならない部分があり、毎月の楽天市場利用金額が2万円(年間24万円)を超えないのであれば、金額的にみれば損します。
保証との兼ね合いにもなりますが、SPUのためだけに契約すると損する場合があるということです。
「楽天の保険+楽天カードの支払い」でSPUは+1倍です。
楽天証券
入門編を実行している方は楽天証券の口座開設が済んでいると思いますが、楽天証券関連でSPUを上げる場合、ポイント投資を行わなければなりません。
SPUがアップする条件は、楽天ポイントコースの設定と500円以上のポイント投資(投資信託)になります。
これだけだと分かりにく部分があるので、条件をまとめてみます。
・楽天証券トップ画面右上にある「設定・変更」から「ポイント設定・SPU」を選び、楽天ポイントコースに設定する。
・ポイント投資を1回500円分以上購入する。(複数回の合計が500円以上ではNG)
・使用するポイントは1ポイント以上でOK。
・SPUの対象となる投資商品は投資信託のみ。
これらの条件を満たせばSPU+1倍になります。
SPUアップのタイミングは注文方法によっても変わりますが、毎月SPUアップを目指すのであれば、積立購入で毎月1日に購入するように設定します。
この方法だと毎月購入日の翌日からSPUの倍率がアップするので、どのタイミングで買い物をしても、ほぼSPUがアップした状態です。
上記を実施した場合のSPU倍率
入門編のポイント倍率が6.5倍でした。
これに先程のポイント倍率が加算されます。
楽天モバイル:+1倍
楽天でんき:+0.5倍
楽天保険:+1倍
楽天証券:+1倍
合計:3.5倍
6.5倍と3.5倍で合計10倍になります。
楽天市場のキャンペーンを複数利用すれば10倍になる時もありますので、合わせると約20倍での買い物が実現可能です。
10,000円の買い物であればポイント獲得は2,000円分です。
毎月20,000円分の買い物をするなら、楽天モバイルの利用料金は支払えます。
このように買い物をする金額は今までと変わらなくても、携帯代が0円になれば今までの差額が丸々節約できたことになるのです。
このあたりのポイント倍率になると、楽天経済圏の効果を十分に理解できると思います。
効率的なポイント利用方法
楽天ポイントを有効に使うためには、使うべき場所も気を付けなければなりません。
例えば楽天市場でポイントを使って買い物をした場合、ポイントで安くなった金額に対してポイントが付与されるので、ポイント分が無駄になってしまいます。
このような無駄を無くすために、まずは楽天市場での買い物にポイントは使わないようにします。
楽天市場は1番ポイントを獲得できる場所なので、ポイントによる割引は多くのポイントを獲得する機会を失ってしまうことに繋がります。
それではどの消費方法が1番効率的かというと、次の方法になってきます。
①楽天モバイルの料金をポイントで支払う。
②楽天でんきの料金をポイントで支払う。
③楽天ペイでの支払いでポイント利用をする。
④楽天カードの利用料金に対してポイント支払いを行う。
①〜③については、楽天ポイントの期間限定ポイントの利用が利用可能になります。
SPUやキャンペーンで獲得するポイントは期間限定ポイントであり、これには有効期限があります。
有効期限内に消費できなければ、ポイントは失効となって損することになってしまいます。
期間限定ポイントについては、失効しないように効率的に消費することが課題となります。
通常ポイントは毎月獲得することになるので、実質的には期限がないのと同じです。
しかし、このポイントも効率的に使いたいので、実現できる方法としては④の「楽天カードの利用料金に対してポイントを使う」になります。
この場合は、カードの支払いに対してポイント使用するので、ショッピングなどの金額に対してのポイント獲得に影響がでません。
分かりやすくするために下の条件で比較してみます。
条件:10,000円の買い物、1,000円のポイントを利用、獲得ポイントは1%
楽天市場での請求額 | 楽天カードの請求額 | 楽天市場での獲得ポイント | |
買い物に対してポイント利用 | 9,000円(ポイント使用) | 9,000円 | 90ポイント |
楽天カード請求に対してポイント利用 | 10,000円 | 9,000円(ポイント使用) | 100ポイント |
どちらの場合も最終的に支払う金額は同じです。
しかし、買い物に対してポイントを使用した場合は、獲得するポイントが10ポイント少なくなっているのが分かると思います。
楽天市場ではポイント倍率が大きく上がるので、SPUを生かすためにも楽天市場でのポイント消費に注意しましょう。
ポイントの獲得と利用については難しい部分がありますが、基本的にはここで書かれたことを理解していれば大丈夫です。