WordPressを設置することができたら、次にプラグインを設定していきます。
プラグインを設定することで、WordPressに新しい機能を追加できるようになります。
まずはプラグインの追加方法について確認します。

WordPressにログインをしてダッシュボードを開くと、プラグインというメニューがあります。
プラグインを選ぶと、今現在入っているプラグインを確認することができます。
また、上部に「新規追加」というボタンがあるので、これを押すことでプラグインを追加することができます。

画面が切り替わって、右上に検索するための枠が出てくるので、ここに入れたいプラグインの名前を入力します。
始めに入れておくと良いプラグイン5種類
それでは下に書かれているプラグインを検索して、実際に追加作業をしていきましょう。
ここで追加するプラグインは次の5種類です。
・SiteGuard WP Plugin
・Akismet Anti-Spam
・Contact Form 7
・Google XML Sitemaps
・EWWW Image Optimizer
ひとつずつ機能と追加方法を解説していきます。
SiteGuard WP Plugin
ConoHa WINGでサーバーを契約した方は、初めから入っているプラグインになります。
このプラグインを設定することで、自分のWordPressへの不正アクセス対策が向上します。
プラグインがインストールされていない方はインストール、インストールが完了したら「有効化」のボタンをクリックします。

有効化すると「ログインページURLが変更されました」と表示されます。
右隣にある「新しいログインページURL」をクリックすると、ログインページに飛ぶのでまずはブックマークをしておきます。

このプラグインを追加することで、https://あなたのサイトドメイン/wp-dmin/からhttps://あなたのサイトドメイン/login_XXXXXに変更されます。
login_XXXXXの部分は自分の好きな文字列に変更することも可能です。
覚えやすいものに変更しても大丈夫ですが、変更後は新しいアドレスでブックマークすることを忘れないようにしてください。
ログインページURLが独自のものになったため、基本的にはこのURLを知らなければログインができなくなります。
加えて画像認証もログイン時に必要となるため、更なるセキュリティ強化もされています。
Akismet Anti-Spam
このプラグインは、スパムコメントをほぼ全部無効化することができるものです。
まずは先ほどと同じようにプラグインをインストールして有効化します。
初めから入っていることが多いプラグインのため、インストール前に一覧からまず確認してみてください。(ConoHa WINGで始めた場合は初めから入っています。)
機能を利用するには「アカウント登録」を行わなければならないため、まずはその手順を説明します。
有効化すると「Akismetアカウントを設定」というボタンが出てくるので、これをクリックします。

公式のページに飛ぶので、「SET UP YOUR AKISMET ACCOUNT」をクリックします。

「Name your price」と書かれている枠の「Get Personal」をクリックします。

入力フォームが出てきますが、まずは下の画像のように金額が書かれている部分を左にスライドさせて¥0に変更します。
入力フォームが変わったら、必要な情報を入力していきます。

メールアドレスなどの情報を入力していき、最後に一番下の「COTINUE WITH PERSONAL SUBSCRIPTION」をクリックします。

次の画面に切り替わります。
先ほど入力したメールアドレス宛に6桁のコードが書かれたメールが届くので、そのコードを入力して「Continue」をクリックします。

再びメールが届きます。
次はAPIキーが書かれたものになるので、WordPressに戻ってAPIキーを入力します。
「Manually enter an API key」をクリックすると、APIキーを入力する枠が出てくるので入力して「APIキーを使って接続する」をクリックします。

「Akismet」は現在サイトをスパムから保護しています。ブログをお楽しみください。
という表示がされていれば、設定は完了です。
設定が完了すると、スパムコメントの疑いのあるものは「スパム」という部分に自動で振り分けられます。

BackWPup
次のプラグインは、ブログのバックアップをしてくれるものになります。
もしもデータが消えてしまった場合、今まで作り上げてきたものが0になってしまう危険性もあるため、バックアップは必須です。
これもまずはインストールして有効化をします。

ダッシュボードのリスト内にBackWPupが追加されるので、クリックして更に「新規ジョブを追加」をクリックします。
表示されたタブの「一般」をクリックすると、入力項目が出てきます。

どんな名前でも大丈夫なので、「このジョブの名前」を決めます。
下にスクロールしていき、「バックアップファイルの保存方法」の「フォルダーへバックアップ」にチェックを入れます。
一番下に「変更を保存」がありますので、クリックします。
「ジョブ (先ほど決めた名前)を保存しました。」と書かれていれば、ジョブの設定は完了です。
次にバックアップのスケジュール設定をします。
先ほどのタブから「スケジュール」を選択し、ジョブの開始方法という部分で、「wordPressのcron」を選びます。
下にスケジューラーという項目が表示されるので、タイプは毎日で好きな時間を選択します。

また、デフォルトが3時00分になっていますが、この設定のままのユーザーが多いためか、アクセスが集中してバックアップが取れないエラーも起きるみたいです。3時00分以外の時間を選んでおきましょう。
最後に「変更を保存」をクリックして、スケジュールの設定も完了です。
Contact Form 7
次のプラグインは、ワードプレスにお問い合わせのフォームを作るものになります。
このプラグインを使えば、サイトの読者が質問などの問い合わせを行えるページを簡単に作成できます。
まずはプラグインをインストールして有効化、プラグインの一覧から設定をクリックします。

ダッシュボードにお問い合わせがあるので、クリックして「新規追加」を選ぶと次のような画面になります。
矢印の部分にタイトルを入れて、下にある設定はそのままで一番下の「保存」をクリックします。(タイトルは「お問い合わせ」などのわかりやすいもので大丈夫です。)

表示されたショートコードをコピーしたら、次はお問い合わせのページを作ります。
ダッシュボートから固定ページを選び、新規追加をクリックします。
タイトルは「お問い合わせ」と入力し、本文に先ほどコピーしたショートコードを貼り付けます。
右側にある「公開」をクリックすると、問い合わせページの作成が完了します。
次はこの問い合わせページをサイト上に表示させて、読者が使いやすいように設定します。

ダッシュボードから外観を選んで、メニューをクリックします。
上の画像では、メニュー名にグローバルナビゲーションと書かれていますが、これがサイトで表示されているメニューの設定になります。
WordPressのテーマによって、サイトのメニュー位置などが変わりますが、ここでメニューに何を表示させるかの設定ができます。
「メニュー項目を追加」の下に固定ページと書かれている部分がありますが、「お問い合わせ」にチェックをして「メニューに追加」をクリックします。
すると、左側の「メニュー構造」のところに「お問い合わせ(固定ページ)」が追加されます。
右側にある「メニューの保存」をクリックすると、メニューへの追加が完了します。
試しに自分のサイトを表示させ、先ほど追加した「お問い合わせ」をクリックしてみてください。

Google XML Sitemaps
このプラグインは、自分のサイト構造をGoogleの検索エンジンに認識させる補助をしてくれるものです。
これもプラグインのインストール、有効化をして進めていきます。

有効化できたら、ダッシュボードの設定から「Google XML Sitemaps」をクリックします。
設定画面が表示されるので、まずは「投稿の優先順位」の部分を変更します。
デフォルトはコメント数になっていますが、「優先順位を自動的に計算しない」に変更します。
次にChange Frequenciesの部分を変更します。
各項目があり、毎日や毎週なのどの頻度が書かれていますが、投稿(個別記事)の頻度を毎日に変更しておきます。
最後に優先順位の設定をします。
これも投稿(個別記事)の部分を1.0に変更します。

設定の変更が終わったら、一番下の「設定の更新」を忘れずにクリックします。
EWWW Image Optimizer
このプラグインは、サイトの画像を圧縮してくれるものになります。
サイトが重くなる原因に画像が大きく関係していますが、その画像の圧縮を一括で行なってくれます。
まずはインストールして、有効化をします。

有効化を押すと下のような表示が出ますので、「許可しない」をクリックします。

再度、ダッシュボードから「EWWW Image Optimizer」をクリックします。
下の方にタブが複数ある部分があるので、「基本」のタブを開いて「メタデータを削除」にチェックが入っているかを確認します。
チェックが入っていなければ、チェックを入れます。
次にタブの「変換」をクリックして、「変換リンクを非表示」にチェックを入れます。

チェックを入れたら、下の「変更を保存」をクリックします。
このプラグインは、インストール後に取り込んだ画像は自動で圧縮してくれます。
導入前に画像を取り込んでいる場合は、ダッシュボードのメディアを選ぶと「一括最適化」があるので、そこから圧縮の作業をします。
「最適化されていない画像をスキャン」して、「○点の画像を圧縮」をクリックすれば完了です。
プラグインについての補足
始めに入れておくと良いプラグインとして5種類の紹介をしました。
プラグインは数多くあり、これ以外にも役立つものがたくさんあります。
自分の使い方に合わせて、必要なプラグインを追加してみてください。
その際の注意点がひとつありますが、プラグインも多く入れれば入れるほどサイトが重くなる要因になります。
なんでもかんでも入れるのではなく、必要なプラグインを入れるように気をつけてください。