毎月の家計管理や投資商品の買付作業、これを手間だと感じる人は多いのではないでしょうか?
具体的に言えば、このような内容の作業です。
社会人生活が始まると、なぜか増えてしまうクレジットカードや銀行口座、多くなればなるだけ管理が大変になりますよね。
私も給与口座とは違う複数の引落口座を持っているので、毎月の給与が振り込まれると複数の銀行を駆け回っていました。
生活費を抑えるためには、まずは収支の流れを把握して整理することが大切です。
私は銀行の引落口座をできる限りまとめたり、不要なサービスを外したりと試行錯誤しました。
その過程で、各種銀行が取り扱っている「自動○○」というサービスがあることに気が付きます。
自動というだけあり、利用してみると毎月の手間は解消されましたし、口座の残高や入金忘れを心配することもなくなりました。
ここでは、銀行が取り扱う自動サービスを利用した、お金の流れの自動化システムの構築方法を紹介します。
無料で作れるシステムなので、誰でも気軽に始めることが可能です。
自動化システムの全体像

まずはシステムの全体像を説明します。
給与口座から「住信SBIネット銀行」にお金の自動入金させ、そこから引落しが発生する銀行口座に自動振込を行います。
これだけで、毎月の引落口座への入金作業が無くなります。
次に証券口座となる「SBI証券」へ銀行引落を行い、そこから投資信託や米国ETFの投資商品を積立購入します。
このシステムさえ構築できれば、毎月の作業はかなり楽になりますし、入金を忘れることも無くなります。
システムを図解すると、次のような感じです。

住信SBIネット銀行とSBI証券さえあれば、自動化システムを作ることが可能です。
利用する銀行のサービスについては次の項目で解説します。
利用する銀行とサービス

それでは次に、自動化システムに必要な銀行のサービスを詳しくみていきます。
基本的には多くの人が利用できる内容だと思うので、確認してみてください。
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行では、2つのサービスを利用します。
定額自動入金:給与口座から住信SBIネット銀行へお金を移すために利用
定額自動振込:住信SBIネット銀行から、引落口座にお金を移すために利用
定額自動入金
毎月5日、または27日に別口座から指定金額が引落しされます。
利用可能な金融機関はメガバンクをはじめ、ネット銀行や地方銀行も取り扱っています。
多くの金融機関が対象になっているので、基本的には当てはまると思います。
➡︎引落口座に指定可能な金融機関一覧
住信SBIネット銀行への入金は、引落日の4営業日後になります。
5件まで登録することが可能で、引落しにかかる手数料は無料です。
定額自動振込
指定の振込先へ指定した日(1日〜31日)に振込が可能です。
手数料は1回あたり157円(税込)で、住信SBIネット銀行・三井住友信託銀行の口座あてなら無料です。
住信SBIネット銀行にはスマプロランクというものがあり、ランクによって手数料が複数回無料になります。
2021年6月からランクの判定方法が変更されますが、「スマート認証NEO」という認証機能に登録をすると、月5回までの振込手数料が無料になります。
住信SBIネット銀行のサービスは、無料でもこれだけの機能が利用できます。
他にも円からドルに替えるための為替手数料も安いですし、外貨積立もできるのでETFを検討している方にはおすすめです。
住信SBIネット銀行での口座開設はこちら。
SBI証券
証券口座は、投資信託やETFを購入するために必要になります。
楽天証券や松井証券など証券口座は複数ありますが、SBI証券を選ぶ理由は次の2つのサービスがあるからです。
銀行引落サービス
このサービスを利用すると、別銀行から証券口座へ自動で入金することができます。
毎月14日か27日のどちらかを選ぶことができ、SBI証券で購入する投資信託の合計金額を計算して引落してくれます。
さらに追加分の金額を設定しておくことも可能なので、株やETFを購入するための資金も合わせて入金ができます。

米国株式・ETF定期買付サービス
SBI証券の定期買付サービスは、毎月決まった日や曜日、好きな金額分を自動で購入してくれるものになります。
楽天証券などの証券口座でもETFは購入できますが、投資信託のように毎月の定期買付ができるのはSBI証券だけです。
ETF購入を円貨決済で設定しておけば、先に紹介した銀行引落サービスで証券口座に入金したお金から支払うことが可能です。
完全自動で投資をやりたいなら、SBI証券は適した証券口座になっています。
これだけのサービスを使っても手数料は無料ですし、為替手数料などを他の証券口座と比較しても最安クラスなので、開設しておいて損はありません。
自動化のメリット
仕組みや全体像は把握できたと思うので、自動化システムのメリットについてまとめてみます。
- お金の流れが分かりやすくなる
- 給与が振り込まれた後の入金作業を考えなくて良い
- 貯金や投資が自動でできる仕組みになる
- 入金作業(銀行に行くなど)が省略されるので別のことに時間を使える
- お金の流れを把握できるので、倹約などの家計改善が容易になる
面倒な作業が省略されて、さらには時間が生み出されるというのが最大のメリットですね。
お金の流れも把握できるので、なぜかお金が貯まっていかない人にも最適な仕組みだと思います。
自動化のデメリット
次にデメリットをあげると、次のような内容になります。
- 未開設の銀行や証券口座を作る必要がある
- 収支の流れを把握していないと仕組みが作りづらい
収支の流れが全くわからない場合、まずは家計簿などを使ってお金の流れを知るところから始まります。
自動化の仕組みを作る過程で収支は分かるようになりますし、やること自体のデメリットは仕組み作りの労力くらいです。
収支の流れを把握する方法

収支の把握をするには、マネーフォワードというアプリを使うと効率的かつ簡単に行えます。
銀行口座やクレジットカードの情報を紐付けると、アプリ内で残高確認ができますし、家計簿としても最適です。
私もマネーフォワードを1年以上使っていますが、支払いが主に電子決済なので入力はほぼ自動でできてしまいます。
簡単に家計簿ができると継続できますし、月ごとの比較も分かりやすいです。
自動化システムの設定方法

最後に自動化システムの設定方法を紹介します。
その前に、もう一度システムの流れから確認していきます。

給与口座は住信SBIネット銀行の定額自動入金に対応した銀行であれば大丈夫です。
万が一対応していなければ、対応している銀行への変更や住信SBIネット銀行への振込だけは自分で行うようにします。
住信SBIネット銀行の口座を持っていない場合は、口座開設を行います。
口座に関してはSBI証券も利用するので、未開設であればこちらも開設の手続きをします。
➡︎SBI証券で口座開設
SBI証券の口座開設をするときに、別サイト経由で開設の申し込みをすると、超お得に口座開設をすることができます。
「A8.net」というアフィリエイト広告を取り扱うサイトがありますが、メディア会員登録をしてからセルフバックというサービスを使うことで、報酬をGETできます。
自分のブログなどを持っていなくても会員登録はできるので、セルフバックだけを利用することも可能です。
A8.netは下のリンクから飛べるので、会員登録をしてからセルフバックを利用してください。
時期によって報酬額は変わりますが、1万円以上の報酬を手に入れることも可能です。


まとめ:自動化システムはお金が貯まる仕組み作り

自動化システムの最終工程は、投資信託などの投資商品の購入です。
要するに仕組みを作ってしまえば自動的にお金が貯まっていくことになります。
しかも資産運用を行うので、貯めた金額以上の資産を自動的に作り上げるポテンシャルまで秘めています。
投資ついては別の記事で詳しく解説をしているので、自動化で投資まで行いたい方は参考にしてください。


今の時間を有効活用できて、さらには資産を築いて将来の生活を豊かにする可能性を高めることができるのが自動化です。
自動化で手間と不安を解消させましょう!