セミリタイアを目指す人なら、誰しも考える部分だと思います。
でも正直な話、これらの課題に対する答えは単純明快です。
違う仕事がしたい→転職すればいい
セミリタイア生活がしたい→生活水準を極限まで落として移行すればいい
この答えを聞いたところで、多くの人は「それができればやってる!」と反応するのではないでしょうか?
ほとんどの人は真実が分かっていても、それに踏み切る勇気がありません。
その理由としては、次のような思いがあるからではないでしょうか。
✔︎自分の転職できる先があるのか?
✔︎転職先の給料や環境は今よりいいのか?
✔︎少ない収入で生活することができるのか?
✔︎切り詰めた生活は自分が求める生活なのか?
✔︎そもそも資産を築けない
セミリタイア生活に向けて約1年間の活動をしてきた私が、セミリタイアに向けて足りないと感じたことを解説します。
ここで解説する内容は、セミリタイアを目指す多くの人が勘違いをしているポイントです。
そのポイントとは「資産運用より収入の柱を作ることが重要」になります。
収入の柱を作るとは、「副業で収入を得る」という部分に繋がります。
資産運用だけでお金持ちにはなれない

2020年1月にセミリタイアを目指して活動開始、資産運用の期間は3月から始めて約9ヶ月間になります。
1・2ヶ月目の記録を残していないので6月からのデータになりますが、資産の推移は次のようになります。

資産残高は0円から始まり、9ヶ月で約17万円の資産になりました。
月平均に換算すると約19,000円で、年間だと228,000円の資産を築くペースになります。
この資産から得られる配当金の予定額は、2020年12月2日に計算したところ約6,300円です。(為替相場によって金額が変わります。)
運用益をみると+11,538円で、+6.8%の資産増になりました。
確かに資産は増えて受け取る配当金の予定額も多くはなりましたが、このままではセミリタイアは出来ません。
副業で毎月1万円を稼ぐ=300万円の資産価値

仮に配当金で毎月1万円の収入を得たい場合、利回りが4%だと300万円の元本が必要です。
私の貯蓄ペースは月に19,000円なので、利回りを加味しても300万円を貯めるのに約10年7ヶ月もの年月がかかります。
少額でコツコツ投資でも、老後資金の足しにはなるかもしれません。
しかし、セミリタイアが目的だとしたら話は別です。
毎月10万円の配当所得を想定するなら、資産が3000万円は必要になります。
3000万円を15年で準備するなら、利回り4%を考慮しても約122,000円もの金額を毎月入金しなければ達成できません。
もし毎月約12万円という金額を準備する場合、どのような手段があるか考えてみます。
①支出を下げる
②収入を増やす
「収入ー支出=入金可能額」
これは変えられない事実です。
ただよく考えてみてください。
支出を1万円分下げることができた場合、これは300万円分の資産価値があることと同じです。
同じように収入を1万円増やす手段を得た場合も、この手段は300万円分の価値があるということになります。
さらに言えば収入は青天井なので、節約以上のパワーも秘めています。
副業で収入源を複数作るとセミリタイアのハードルが下がる

1つの収入源で12万円の金額を作ることは、少し難しいと感じるかもしれません。
しかし、これを2つの収入源から6万円ずつ生み出す仕組みにしたらどうでしょう。
もし難しいことだとしても、6万円くらいなら頑張れるんじゃないかと思えてきませんか?
実際のところ、収入源を複数から得るようになると多くのメリットが増えます。
✔︎支払う税金を抑えることができる
✔︎1つの収入源が下がっても、もう1つの収入は影響がない可能性がある(リスク分散)
特に大きいのは支払う税金を少なくできることです。
色々な前提条件はありますが、それらの条件を満たすことで社会保険料を少なくしたり、健康保険料を少なくすることもできます。
これはフリーランスのような個人事業主になったときにも手助けになる手段です。
セミリタイアという生活は、給料が少なくても自分がやっていて楽しい仕事や自分1人でできる仕事に就くことができるというメリットがあります。
これを活かすためにも、本業+副業という収入スタイルはセミリタイア生活には必須条件になってくると感じています。
セミリタイアを目指すなら今すぐ副業を始める

副業には次のような力があります。
✔︎収入が増える=入金額を増やせる
✔︎セミリタイア後の収入源にもなる
✔︎収入源が増えるので、セミリタイアのための必要資産が抑えられる
✔︎セミリタイア実現までの期間を短くすることができる
資産が少なくセミリタイアを決意した年齢が遅ければ遅いほど、副業は必須条件になります。
決意が遅くなって難易度が上がったことを悔いても現実は変わりません。
悔いてる時間があれば、1秒でも早く副業を始めて成果をあげることに注力しましょう!